
記憶に満つる、海街の家宿
島を歩き、海を眺め、心を満たす。
いつもと違う景色や出会いから受け取ったものを、内に蓄える時間が「蜜圡」という家宿内でのおすすめの過ごし方です。

シルクロードを経て、朝鮮や中国へ。さらに北前船などの廻船が立ち寄り栄えた瀬戸内海の港町へ。かつての文化の交差点であり、西洋と東洋、新旧を問わずあらゆるものが流れこみ、受容した海街の風土性を居住空間に内包しました。
部屋について
リビング / ダイニング
一年を通して晴れの日が多い瀬戸内の明るく、和やかな光を室内でも感じていただける広々とした空間。民家の面影を残しながら、漆喰の壁や日本文化の中心を成す「空」から派生した間合いを採用するとともに、家具や調度品を設えました。瀬戸内の自由な風、空気の変化に応じて、調度品も変化してゆきます。
風呂場
大きな円形の湯ぶねに浸かり、ぼんやりしながら今日を振り返ったり、これからのことを考えたりするのにあつらえ向きな風呂場。テラコッタ色で構成された空間は、目からも人の気持ちを温めてくれます。昼夜で違った表情を見せます。
書室
戦後の和洋折衷の日本の民家の歴史において、昭和の家屋に名残惜しく遺されていた和室。その記憶を土壁と柿渋で塗りあげました。文化交易、土地の成り立ち、人が考えること、見ること、土地と繋がることなどをテーマにした選書とともに、瀬戸内の音や光を自由に感受する間です。
寝室
南と北の2部屋、最大4名(大人)が快適に過ごせる設え。南部屋は海を遠くに望み、仄かな明かりとともに更けゆく夜闇の心地よさを感じさせる作り。北部屋は机に向かい思索を深め、日が暮れゆく運河を眺めくつろぐ、一回り大きな作りです
蜜圡は、過ごし方の是非が分かれる家宿です。
ラグジュアリーな施設ではなく、豪華な食事や有人サービスもありません。 部屋にはテレビもありません。昭和家屋の構造を引き継ぐため、 近代家屋のような快適性や断熱性にやや欠けます。
また息を呑むようなオーシャンビューもありません。
あるのは、海街の暮らしの延長線上にある過ごし方。
うつろう光やそよぐ風を、うつわとしての体で感受する時間。
そして蜜圡なりに瀬戸内と宇野という土地を解釈し、
それをもとに組み立てた 空間、古物、音楽、書籍、家具、アートによる、内省を目的とする空間。
誰かに見せるためではない、
自分と、その土地とのつながりを思い直し、
感覚的、詩的な感情を熟成させるための、市中の山居です。
設備について
- キッチン
冷蔵庫/オーブンレンジ/ガスコンロ/調理器具・食器/簡易調味料(塩・胡椒・砂糖・油)/中国茶器一式/ドリップコーヒー器具一式/ウェルカムドリンク
- アメニティ
バスタオル/フェイスタオル/シャンプー/リンス/ボディソープ/洗顔/歯ブラシ/コットン・綿棒/カミソリ/くし
- その他設備
館内着/ドライヤー/Wi-fi/洗濯乾燥機/ガス乾燥機/エアコン/石油ファンヒーター(冬季)













